小沢氏「刑事責任問われれば、進退を判断」(産経新聞)

 民主党の小沢一郎幹事長は1日、党本部で記者会見し、資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる政治資金規正法違反事件に関し、東京地検特捜部から2度目の事情聴取を受け、新たな調書に署名したことを明らかにした。その上で「刑事責任を問われる事態は想定していないが、もし仮に刑事責任を問われるとすれば、責任は非常に重い」と述べ、自らが起訴された場合、幹事長職を辞する考えを示唆した。

 小沢氏は事情聴取に関し、「(東京地検に)要請を受けたので日程を調整し、3時間あまり知っている限りの事実、記憶している事実について包み隠さずすべて申し上げた」と説明。「私は闇献金とか裏金とか不正なカネは一切受け取っていない」と疑惑を否定。「公平公正な捜査については今後も協力する。できるだけ早い時期に真実が明らかになることを望んでいる」と述べた。

 土地購入の原資に関し、政治資金、銀行融資、自己資金−と小沢氏の説明が二転三転したことを問われると、「説明が変わったというつもりはない。最初は説明する必要を感じなかったが、不正な金を充てたという報道がどんどん出てきたので、この際、自己資金と説明すべきだと判断したからだ」と釈明した。

 また、土地購入原資にしたとされる銀行預金を夫人ら家族の名義だったことを指摘され、贈与税を納めたかどうかと問われると「名義は便宜上であり、私のお金だ。女房子どもに贈与した認識はない」と述べた。

 一方、党内から進退を問う声が上がっていることについては「直接聞いているわけではない」と述べただけだった。

 小沢氏は記者会見に先立ち、国会内で新党大地の鈴木宗男代表と会談。鈴木氏によると、小沢氏は「時が解決する。(自分は)しっかり仕事をする」と続投に強い意欲を示したという。

 鳩山由紀夫首相は1日夜、小沢氏が2度目の事情聴取を受けたことを受け、「聴取の中身を把握していないので、これ以上申し上げることはない。捜査を冷静に見極めることが大事だ」と発言。小沢氏が記者会見で自らの進退に言及したことについては「前提の中で話したことだ。本人が判断されることだ」と語った。首相官邸で記者団の質問に答えた。

【関連記事】
小沢氏、東京地検の2度目の聴取認める
谷垣自民党総裁「小沢独裁と徹底的に対峙」 衆院代表質問スタート
小沢氏「けじめ」論で平野長官「コメント控える」
小沢氏特需で引っ張りだこ、特捜OB素顔&本音は?
「冷静に見守ることが大事」 与党内の小沢氏「けじめ」論に鳩山首相

特定失踪者の中に拉致被害者の可能性 中井担当相が参院決算委員会で言及(産経新聞)
<連続不審死>高級店巡ってブログ…木嶋容疑者(毎日新聞)
公約通りの実現に努力=子ども手当満額支給で−鳩山首相(時事通信)
<「1Q84」>「3」を4月16日発売 初版50万部(毎日新聞)
バレンタインに“コテコテのなにわスイーツ”はいかが?(産経新聞)

<厚労省>明細書付き領収書発行、中医協に提案(毎日新聞)

 厚生労働省は3日、10年度の診療報酬改定を議論する厚労相の諮問機関「中央社会保険医療協議会」で、医療を受けた患者に対して、医療機関が原則無料で明細書付き領収書を発行することを義務づける案を提示した。この日は中医協の一部委員から異論が出たため結論を先送りしたが、導入の方向で調整している。

 明細書付き領収書は病院や診療所が保険者に診察報酬を請求する際に使う診療報酬明細書(レセプト)並みに詳細な内容。個別の治療行為や投薬された薬の種類、検査などの内容を診療報酬の点数や回数と共に発行するため、かかった費用の内訳が分かる仕組みだ。医療の透明化や患者への情報提供を目指す。

 提案では、レセプトを電子請求している全医療機関が対象。大半は明細書の発行機能を備えているが、この機能がない機械を使っていたり、主に大病院で普及している「自動精算機」で改修が必要な場合は例外となる。

 明細書付きの領収書は、08年度から400床以上の病院で患者から要望があった際に発行を義務づけた。同省は、中医協で実施がまとまれば、省令改正を行う方針だ。【佐藤丈一】

【関連ニュース】
最低賃金:引き上げ検討、厚労省と経産省が初会合
介護従事者:介護報酬改定で給与増と厚労省 疑問の声も
再診料:時間外対応の診療所など加算 厚労省政務官が示唆
冬のボーナス:12%減…最大の下落率 厚労省調査
詳細領収書:全患者に発行を…薬害被害者ら厚労省に要望書

国側が控訴断念=知的障害者の年金不支給訴訟(時事通信)
NZ機、離陸中断で急ブレーキ=空港一時閉鎖、けが人なし−成田(時事通信)
読売演劇大賞に「ヘンリー六世」(産経新聞)
野田財務副大臣「子ども手当満額支給は困難」(読売新聞)
朝青龍、示談書を警視庁に提出(読売新聞)

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。